NZ トランピング紀行 Day4

2/6 <Kepler Track 2日目> Title:幻の雲海

昨晩早く寝たのに起きたらもう8時。半日寝ちゃったよ。
そろそろ出発の準備が始めましょ。
キッチンへ行くと準備している人やら食べ終えた人など様々。
朝食は梅わかめごはん&豚汁
フリーズドライフードばかり買い込んできたのでお湯を沸かすだけで簡単に食べられる。
他国の人々はサンドイッチを作ったり鍋でマカロニを茹でたりと様々。
みんな普通の鍋をザックに入れて持ち運んでいるようです。
洗うのが大変だし排水を増やすのもどうかなーと思うけど、禁止されているわけではないので、今後の参考程度に。

さ・て・と。
外はといえば、予報通りの雨。下界は少し雲の切れ間も見えるけど山頂付近は真っ白で何も見えず。
雨音が室内に響くほどの大雨。
しかし誰1人引き返す人もいないし、もうすでに出発した人まで。
時間を遅らせてもあまり意味がないので準備を終えて9:40に出発!
最後から3番目になってしまいました^^;
hutの裏山からまた登りに入ります。
今日は一日で400m程標高を上げ、宿泊先のIris Burn hutはそれから1000m下った場所にあります。
決して平坦な道ではないです。
天気も悪いから、およそ15km、時間にしたら5-6時間と言われている道のりを、大幅にオーバーすることになるだろうと予想はつきます。
ただ途中でシェルターが2カ所あるので、何かあったらそこに避難&休憩も出来ます。
ほんと、よく考えたれた道です。
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まだ歩き始めて15分足らず。すでに強風にめげそうです。
昨日の登りで体力消耗中なのにもかかわらず、また登りだ・・。
吹き飛ばされないように前屈みになって、足を踏ん張りました。

こんな状態をあと5-6時間も続けるのかい。強風雨で思うように前に進めません。
突風にも対応せねばならず、二本足で自分の体とザックを支えられず、こんな時の為に買った訳ではないポール二本がこんなに役にたつとは思いませんでした。四本足なら何とか耐えられそうだぞ。

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しばらく登りが続き、Luxmore山の頂上へ行く分岐点に到着。
天気がよければ、分岐点にザックを下ろし、片道15minかけて山頂まで行って眺めを楽しみたいところだけど、はっきり言ってこの天候ではそんな気持ち微塵もありません。
それどころか、ここで見た風景は恐ろしいものでした。
行く手右側の谷底から吹き上げる強風が、私たちがこれから歩かねばならない距離にして50m
程しかない尾根を通り、左側の谷底へ落ちて行くという、一歩間違えれば左の谷底へ・・・という恐怖の場所でした。
風雨の状況から風がおさまるほんの一瞬を見つけ、とん丸を盾にダッシュ!
1人では到底抜けることの出来ないところでした。2人並んで歩くことが出来ない位道幅が狭いので、しっかりとつかまって勢いで何とか無事に通り抜け成功♪

この先も同じような場所は何カ所かあったけど、一度経験したので、同じ様に繰り返し、無事に通り抜けられました。
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ゴロ石の箇所もあり、落石や足元に気をつけながら歩きました。
1つ目のシェルターまでどれくらいかかったのでしょうか。全身びしょ濡れ。
装備はがっちりと雨用にしていたので、あまり気にはならないけれど、それでも足を止めると次第に体が冷えてきます。
さっきのhutのwardenがここのシェルターまで来ていました。
道が塞がれていないか、安全に通れるか確認をしていたようです。
さすが、強い。でも彼曰く、こんなひどい天気は始めてだって。
そんなに明るく言うなよー。

ここで少しエナジーをゲットして、だいたい一緒に出発した3組と合流。
最後に入ってきた登山歴30年というカナダ人のベテラン夫婦の奥さんが、結構な剣幕と共に入って来ました。
こんな天気は30年歩いてきて始めてだということと、もうNZなんか来ないなんてことと、こんなナーバスなこと言ってごめんなさいなんて言って、ストレスを発散していました。
一緒にいたイスラエル人のカップルが、ヘリでも呼べば〜と軽くかわしてましたけど(笑)

さて、ここからこのトラックのハイライト、山の稜線を歩く、そして絶景が観られるという2時間。

ん〜、残念ながらこの天候、その稜線は恐怖の道のりとなりました。
カメラも濡れてきてしまったので、これ以上の撮影は中止。
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尾根歩き。
雲海を見下ろし、トコトコを歩くのを想像していたのに。
所々に階段が設置されていて歩きやすいようになっているのは風がない日だけ通用するようです。
私にとっては手すりのない階段は不安定そのものとなってしまいました。

2つ目のシェルターでは短時間の休憩をしてすぐに出発。
止まると寒くなるので、帰って歩き続けた方がいいような気がしてきたのです。
歩き方のコツもつかみ、強風雨を上手く向き合うことが出来るようになってきました。

そんな頃ここが尾根歩きの最後かなと思える場所に辿り着きました。
右へ下っていくと、およそ1h30minで次のhutに到着するようです。

だんだんと緑が増えてきたので、風雨も気にならなくなりました。
今度は昨日hut教えてもらったイタチ摂りの箱が目につくようになり、No.18の箱には外に長いシッポが出ていました。
うわー、捕まってるわ。頭潰されているだろうな。。
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何とかカメラを取り出すも、レンズに雨がかかりこんな状態。でもこんな雨だから苔やシダが多く、フィヨルドランドらしい景色が観られるんだなと、そんなことを考える余裕が出て来ました。

川は増水し、今度は洪水や崖崩れが心配になってきました。
遠くには雷が鳴ってきたし、はやくhutに到着しなきゃ。
16時ちょっと前にようやく到着。7時間弱の道のりでした。
やはり予定より遅れました。この天候じゃ仕方ないか。

キッチンで温かいお茶でも飲もうかと準備を始めた頃、テラスにたくさんの人が集まって来ました。
どうしたんだろう?と思って聞いたら、どうやら目の前の崖が崩れ始めたらしい。
その様子は泥水の滝が流れているようでした。あー、怖いね。
自然を前に人間って本当に弱い生き物だと感じました。
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今晩の食事はピラフ〜。そろそろフリーズドライフードに飽きてきた〜。ピラフでも何でも醤油を入れると美味しくなるし、食も進む^^持って来て正解!

今晩もhut talkをして、消灯前の21時にはシュラフにくるまっていました。
どうやら明日は天気は良くなりそうです。
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by yukicon-nyc | 2011-02-17 12:05 | +travel

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